両国橋

安芸・周防の国境に架かるこの橋は、意外に新しく、大正10年(1921年)に、木野村の住民が発起人となり、小瀬・大竹・油見の三町村が資金を出し、工費1,500円で木造の橋が架けられました。

その後、何代か橋の架け替えが行われ、現在の鉄筋橋になりました。

この橋は、平成6年3月15日に「岩国・大竹1号線」に指定され、実質「県道1号線」であり、橋の中央までが広島県であることから、僅か39.2mが「県道1号線」で、広島県では最も短い県道の一つです。ちなみに、日本で一番短い県道は、呉市安登町駅前の7mです。

しかし、時代は大きく変わり、車社会の中にあって離合もままならず、油見トンネル・関関トンネルの開通とともに、現在の橋の少し上流に、新橋が計画されています。

山口県の小瀬峠・関関トンネルは、共に「県道1号線」、和木町「あけぼの橋」から小川津までは「県道135号線」、小方港から穂仁原までは、広島県の「県道117号線」です。