下が原の「盃状穴」

市域内にある11か所の「盃状穴」の中で最も規模の大きなもので、横長の自然石に彫られています。

栗谷町国道186号傍に埋もれた形であるので全体像はわかりませんが、盃状穴部分は14個確認できます。
形状から推測すると、大竹市内でも最も古いものと思われます。

市域の盃状穴は、7個は神社境内に見られますが、下が原の盃状穴は直接神社の境内ではなく、かつて稲荷社があったといわれる参道にあります。
中世以前、国境を越えて現在の岩国市美和町釜が原との川を挟んで生活交流があったといわれ、このような信仰がその昔から行われていたものと考えられます。

所在地  大竹市栗谷町大栗林254番3号
長さ 147cm 横幅 45cm
盃状穴 14個 主な盃状穴 直径11cm×深さ5cmなど