立戸の五輪塔

立戸三丁目鞍掛山の山腹に、五基の無縁五輪塔が、ひっそりと立っています。

一時は長州戦争の戦死者の墓であろうと言われたこともありましたが、石の風化状況と笠石(火輪)の反りの状態から時代を想定すると、中世から近世初期までのものと推定されます。

この塔の前には、旧山陽道(古くは「かげともの道」と言われていました)に通じる大竹でもっとも古い時代の生活道が、今もその面影を残しています。