油揚げを狙った狐

これも狐にまつわる話です。狐が出てくる話は全国的にも多く、のどかな当時の村人の暮らしが偲ばれます。

昔、町へ買物に行った帰り、山道で背負った荷が急に重くなり、驚いて振り向くと「油揚げ」を狙った狐が乗っており、びっくり仰天、一目散に逃げ帰ったそうです。

それ以来、村に祀った「お稲荷さん」に「油揚げ」をお供えするようになったそうです。