大和橋

大和橋江戸時代、大和橋の近辺を中心に、大竹村と和木村の交流は盛んでした。

慶応2年(1866年)の芸州口の戦いの略図には、「土橋引キテナシ」とあり、戦争前に橋を引き払ったとあります。

その後、明治13年(1880年)に木製の橋がかけられ、一段と賑わいを見せました。しかし、この橋も大正14年(1881年)8月の洪水で流失し、翌年2月に鉄筋コンクリート製の橋に架け替えられました。

この橋は幾多の洪水にも耐えてきましたが、昭和26年(1951年)のルース台風のとき、中央部の橋脚に流木がかかり流失し、昭和28年(1953年)に復旧工事を終えました。

しかし、鉄筋コンクリート橋として70年が経過し、車社会が到来により交通量が急増したため、再び橋の架け替えを行い、平成9年(1997年)10月に三代目の大和橋が完成しました。

二代目橋の親柱は、花崗岩に力強く文字が刻まれ、彫刻美術としても価値あるものとして、小瀬川両岸に保存されています。