大元神社(立戸)

この神社は、立戸郵便局の西側にあります。

享保元年(1801年)に大竹村と和木村の境界論争が解決し、急ピッチで新開開発が進みました。後に小瀬川沿いより北に新開は伸び、大竹村の沖新開や中新開、郷水新開、油見新開に次いで、当時名字帯刀を許された「中田惣十郎」は、立戸地区の農業不振打開のために領主上田家に新開開発を懇願し、その誠意が認められ、文政元年(1817年)に事業に着手することになりました。

これが「立戸新開」、またの名を「惣十郎新開」と呼ばれる新開となりました。

文政7年(1823年)、この新開の鎮守のため、「国常立神(国土の形成をなした、天地が開き始めて最初に現れた神)」を祭神とし、「わだつみのかみ(海洋を司どる神)」を加え、大元神社としました。

後に、明治元年(1868年)には、烏帽子新開が完成し、ともにここに鎮座しています。

例祭は、旧暦の1月15日に施行されています。

社殿も昭和57年3月10日に再建され、地元の土地の神となっています。