南栄三丁目の住吉神社境内には、広大な新開から得ている恵みに感謝し、小島新開築提百年を記念して、昭和2年(1927年)8月、「憶百年蹟」と刻まれた記念碑が建立されています。
所在地 | 大竹市南栄三丁目(住吉神社境内) | ||
建立年 | 昭和2年(1927年) | 石の種類 | 花崗岩 |
高さ | 232cm | 横幅 | 94cm |
側面幅(厚さ) | 35cm | 台座側面幅 | 101cm |
台座高さ | 20cm | 台座横幅 | 165cm |
表記文字(表) |
憶百年蹟 河川之惠於人生也至大而無窮矣凡人飲用運漕灌漑以及低地之開 拓都邑之發生其源皆可求之於河川也我中國地方元和偃武以来諸 藩相競築堤防拓新田歳月之久戸口繁殖而其逐次開作之蹟亦有可 驚者就中如大竹町小島新開之地尤其卓出者也宜哉今茲依町長小 田氏之主唱有志協賛擧行其創築百年記念之式乃勒之於石以遺後 昆謹按天保之初藩主浅野齊肅公時大竹邑農工商諸業既已發達雖 有財裕而苦地面之狭乏即因大竹河口廣漠之浅洲最適開作請藩主 之援助而起大工事天保三年三月八日潮止工成次行畝数割會連年 凶作飢饉而不能整理嘉永三年二月藩檢地完成其地面惣得百四十 四町歩地味肥沃最適棉植及明治維新來住者益加同三十年財界不 振窮餘講究生業乃換棉以桑或改圃為田以致今日之盛況矣顧創築 以來星移物易遭遇幾多水患而未曽見其決潰之惨害遂得此盛典之 擧行豈非河川之惠與人工之賜哉 正四位男爵 上田宗雄篆額 |
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表記文字(裏) | 小方村 石工 角田市治 |