市教育委員会生涯学習課が11月25日(土)に開催した「歴史探訪」に20名の参加があり、歴史研究会もガイドとして参加しました。
秋空に恵まれ午前10時スタート。
古くから小瀬川の歴史に残る「木野川の渡し」に思いをはせ、厳島伝説の「榺池神社」、「苦の坂峠の古戦場」、「亀居城跡」などの貴重な歴史的遺跡を巡り、江戸期の宿場風情の残る「玖波の町並み」をゴールに、約8キロを笑顔一杯元気で踏破して午後4時に終了しました。
11月24日(土)、大竹市総合市民会館にて、本年度4度目となる明治150年記念事業として、小説家「穂高健一」先生による「歴史講演会」を開催しました。
「知られざる幕末と維新 芸州広島藩の活躍」と題して、幕府軍3万に及ぶ軍勢が城下に集結したときの広島藩の動向について詳しく講演をいただきました。
200名に及ぶ参加者があり、幕長の役芸州口の戦いの全容を学習しました。
大竹市歴史研究会では、昨年に引き続き市教委との共催事業として、3か月(6・7・8月)連続で講演会を行いました。
おかげさまで300名を超える参加者があり、大盛況に終えることができました。
こうした講演会事業を開催する中で、私たちは、明治維新の学習において、長州側から見た歴史に強い関心を持っていましたが、幕府側 (広島藩) から見た歴史についてはあまり学習していないことに気づきました。
そこで、この度「芸州口の戦いと大政奉還への内幕」と題して、広島藩の果たした役割について、穂高健一先生にご講演いただくことになりました。
今年最後の講演会として、多くの皆さんの参加をお待ちしています。
講 師:穂高健一先生 (小説家・写真家・山岳会・文芸家協会の各会員)
開催日:11月24日(日) 13:30~16:00
会 場:大竹市総合市民会館 2階ホール 入場無料
平成12年度から7回目となる玖波小学校6年生の総合学習を11月5日から3日間の日程で行いました。
1日目は、「西国街道大竹路」のスライドを上映し、「鳴川の石畳」から「玖波の町並み」、そして「亀居城跡」の歴史を詳しく説明して、「苦の坂古戦場」「木野川の渡し」まで2時限、90分、児童の元気な質疑に答えながら説明しました。
2日目は、玖波小学校学校区内の「玖波の町並み」を探訪しました。称名寺にお参りし、前住職さんの温かい説明を聞き、大竹市指定重要文化財の「喚鐘」を見て、最後は大歳神社の貴重な「力量石」や神生石などの説明を受け、児童たちは真剣な眼差しで聞き記録し、その学ぶ姿勢にとても感銘しました。
3日目は、児童の歴史を学ぶ方法を知りたいと、「大竹市歴史研究会」を発足した理由と学習過程、その成果の積み重ねについてお話をし、過ぎ去った歴史を学ぶ参考になればと話し合い、3日間の総合学習を終えました。
大竹市歴史研究会では、市域内の歴史研究や屋外研修以外に、市域外研修を年3~4回実施しています。
去る7月18日には、幕末動乱期「禁門の変」の責任を取った「福原越後之碑」に続き、岩国藩の城内遺跡などを歴史ガイドの案内で学習しました。
また、中世の吉川候の菩提寺「萬徳院」を江戸期に入り岩国の城下に移された「萬徳院」を参拝のし、住職さんの歴史を拝聴するなど貴重なまた、研修となりました。
そして、11月21日(水)には、これまで学習する機会が少ながかった防府市を研修します。
現在24名の参加者があり「防府天満宮」、「種田山頭火生誕の地」、、「周防国分寺」などを訪ね、歴史ボランティアのご案内を受けながら多くの貴重な文化財を見学させていただき、歴史・文化財についても学習できることを楽しみにしています。
来春には「尾道市」を歴史学習と観光としても訪れる予定にしています。
大竹市歴史研究会では、10月5日(木)、大竹市立小方小学校6年生の総合的学習の時間の中で「ふるさと大竹に感謝」と題して、小方小学校区内の歴史についてスライドで紹介しました。
「亀居城跡の歴史」をはじめ、かつて6島を有し漁場を広げた小方村の人たち、中世末期から約450年の歴史を今に伝える「おおたけ手漉き和紙保存会」の伝統を守り続ける小瀬川沿いの人たちなど、大竹市を支え発展させた歴史を48コマのスライドを紹介しました。
真剣に記録する児童67名に感動させられながら、2時限の貴重な時間を共有できました。
9月25日(火)、日本産業退職者協会広島支部の会員による「歴史探訪会」の皆さん50名が、「西国街道大竹路を訪ねて」を研修テーマとして大竹市に来られます。
ご案内するコースは、西国街道玖波宿~小方の町並み~福島正則築城「亀居城跡」~長州戦争古戦場跡の史跡を予定しています。
バス2台参加者50名をご案内するのは初めてのことで、歴史研究会上げて歓迎してまいります。
大竹市歴史研究会は、昨年に引き続き、市民参加の「歴史講演会」を開催いたします。
皆さんとともに市域の歴史を学習したいと思いますので、広くお誘い合わせの上ご来場いただきますようお待ちしています。
第1回 柳井市文化財保護審議会 会長 松岡睦彦 先生 6月23日(土)
大竹市総合市民会館2階ホール 午後1時30分~3時30分
テーマ「吉川家の歴代の歴史」」
第2回 秋芳町地方文化研究会 会長 蔵本隆博 先生 7月21日(土)
大竹市総合市民会館2階ホール 午後1時30~3時30
テーマ「来島叉兵衛と禁門の変」
第3回 講師 浄土宗称名寺 前住持職 伊藤倫雄 先生 8月25日(土)
大竹市総合市民会館 2階ホール 午後1時30分~3時30分
テーマ「案外知らない大竹の話」
「ケーブルテレビちゅピcom」制作部による「歩いて発見!西国街道 大竹路」のロケーションに、大竹市歴史研究会の畠中会長が前編、河野副会長が後編に分かれて案内役を務めました。
前編は、西国街道大竹路を小瀬川の「木野川の渡し」から東に向かい、幕末長州の役芸州口の戦いの古戦場跡「苦の坂峠」を越え、小方に入り「亀居城跡」、「西念寺の砲弾跡」などのロケーションを行いました。
この前編は4月16日に放映され、続いて後編のロケーションを4月17日に行い、「小方の町並み」、「氅の碑」、続いて玖波に入り京を発して32番玖波宿の史跡、「称名寺の喚鐘」、「手水舎」、漆喰塗・起り屋根・卯建という大正前期の建造物「小城材木店」、そして宿場の中程にある駅伝中継所の「角屋釣井」など多くの史跡を巡り、最後に廿日市市大野境「鳴川の石畳」の撮影して、穏やかな大野の瀬戸を見下ろしながら、大竹路のロケーションを終えました。
後編は、5月中旬にケーブルテレビ・ちゅピcomふれあいの番組で放映される予定となっています。