ドンドロ(雷)とへそ

昔は、夏の夕方、子どもたち涼んでいると、大人たちが自然との関わりについて面白おかしく話し、注意を怠らないよう教えるという光景がよくありました。

「われらぁのう、へそをよう大事に包うじょけよ。わしがのう、大河原で畑を打ちよったらのう、ドンドロが降りてきて、弁当を食べだした。どがいな弁当食うちょるか、わしが後ろに回ってドンドロの弁当を見たら、おかずはみんなへそじゃったど」

これはお腹を出していると冷えて健康によくないということを、話を通じて楽しく教えているものです。